【開催報告】 第9回SDGsソーシャル・ビジネス・ネットワーキング・ラボ 

2022年12月3日(土)13:30~15:30 会場&オンライン(Zoom)にて開催致しました。

 先日行なわれました一般社団法人リエートスと九州大学 SBRCの合同トークセッションでは、
会場とオンライン合わせて60名を超える方々にご参加いただき大盛況のうちに終了いたしました。

お忙しい中、ご参加いただき誠にありがとうございました。

ゲストプレゼンターの小野祐紀香さんには、休眠預金活用事業を活用した、
北九州、門司港のコレクティブハウス(相互扶助型住宅)の事例紹介を頂きました。

「これまで多くの方々に助けられて今がある」とおっしゃる小野さんご自身の人生のストーリーが、
今後の願い、熱意と重なって形となり、
今後迫る大きな問題である「孤独、孤立」から私達を引き上げ導いてくれるようなお話を頂きました。

 小野さんからは「何をするかも大事だけど、誰とするのかがプロジェクトの成功の要因である」と、
思いを共にする素敵な仲間と一緒にソーシャルビジネスに取り組んでいる様子が伝えられました。 

リエートスの代表理事株式会社マイソルの福澤久さんと一緒にこのビジネスに取り組まれています。


その後行われたトークセッションでは、
リエートスの理事でいらっしゃる今回のゲストの皆様にそれぞれのご活動のご紹介や
現在までの経緯等をお話しいただきながら、

「社会問題とはそもそも何であるか?」

「7原則で一番好きなところは?」

「7原則の秘密について」

「なぜSBをやるのか?」「SBの難しさ」

「新しいエコシステムを作っていく為にどうすればよいか?」

などソーシャルビジネスの基本やムハマド・ユヌス先生からのお言葉やエピソードを交えて
ファシリテーターの岡田昌治先生の進行のもとに行われました。

 

岡田先生が初めてバングラデシュに訪れた際に、その貧困の不条理、不合理を感じられたそうです。

岡田先生からは今回の参加者に向けて、
「この社会問題は絶対に許せない!」というエネルギーがビジネスになっていくとのお言葉を頂きました。

岡田先生がバングラデシュでお会いした際、ユヌス先生は、

「こちらの熱意をいかに相手に伝えることができるか?」
例えば3人しか講演に集まらないとしても、本気で話し、1人に伝わることが大切だと仰ったそうです。
 

今回のイベントの冒頭で開会のご挨拶をいただき、
その後のトークセッションにもご参加頂いたSBRCセンター長の星野裕志先生は、
先日バングラデシュグラミン銀行視察に行かれた際に実際に感じられたことについて、

投資の審査においての審査の基準は

「パッションを感じるかどうか」であり、その理由について、

「どんなに緻密に計画を立てたとしても、熱意がなければ成功はしないから」
とのお話を頂きました。

今回、共催主催であるリエートスでは、熱意をもった起業家の方々への様々なサポートを行なっています。

リエートスのHPはコチラ↓

https://re-ethos.net/

こちらもぜひご覧頂き、今後ともソーシャルビジネスに熱いパッションで、
楽しんで取り組んでいかれる皆様との繋がりを楽しみにしています。

改めまして大変貴重なお話をして頂きましたゲストの皆様にお礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

次回以降も休眠預金活用事業の実行団体とのイベントを予定しております。
詳細が決まりましたら、こちらHP、Twitter等でお知らせいたします。

どうぞよろしくお願い致します。

 

【今回参加頂いたトークセッションゲストの皆様】

福澤久さん / 株式会社マイソル 
アウトソーシング事業による社会的マイノリティ層の就労問題

兒玉久美さん / 一般社団法人グラミン日本
公認会計士 / マイクロファイナンスによる貧困層の支援

小田原靖さん / 一般社団法人WAOJE
海外を拠点に活躍する日本人起業家団体理事 / 日系企業向け人材紹介

森川綾女さん / TFTセンタージャパン
メンタルヘルス分野における専門家育成・研究

小野祐紀香さん / 有限会社トラスト
レンタルオフィス・起業支援よる女性の社会的・経済的な自立