ユヌス博士、ローマ教皇フランシスコに謁見

ユヌス博士は11月10日、11日にかけてバチカン市国にて開催された国際会議
「核兵器のない世界と統合的軍縮への展望」に参加し、ローマ教皇フランシスコに謁見しました。
スピーチ概要は下記の通りです。

<核爆弾のボタンをひとつを押すだけで世界を破壊できることは、
すべての富をわずかな手に集中させている経済システムの狂気の象徴でもある。
すでに限界にきている時限爆弾のような経済システムに対処するために、資本主義体制が緊急な改革が必要。
欠陥だらけの経済システムを再構築するためのソーシャルビジネスの役割が重要になる。
そしてこの狂気から世界を遠ざけるために、3つのゼロ、ゼロの貧困、ゼロの失業、ゼロ炭素の目標があるのだ。

AIによるシンギュラリティにより、何百万という雇用を失いその家族の生活に壊滅的な影響を与えるだろう。
経済理論は人間を間違った方向へ導いてきたが、私たちが生まれながらの起業家であるならば、
AIは私たちの生活を破壊することはできない。
AIは、大企業が巨額の利益を得るためにではなく、人々が起業家になることを可能にするために使用されるべきである。

また、人類にとって有害な技術を停止させ、医薬品産業の規制当局と同じように
人類を助ける技術だけが社会で機能するようにする規制機関が必要だろう。>