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YUNUS&SHIKI SOCIAL BUSINESS RESEARCH CENTER

ソーシャル・ビジネス研究センター(SBRC):活動内容

ワークショップ/セミナーの開催

SBRCでは、ソーシャル・ビジネスの創出に向けたワークショップを定期的に開催しています。過去のワークショップ参加者の中からは、実際に日本初のユヌス・ソーシャル・ビジネス・カンパニーを立ち上げた方も出ました。
(→詳しくは「インキュベーション」の「株式会社ヒューマン・ハーバー」の説明をご覧ください。)

1.ワークショップ/セミナーの種類

(1)定例開催(福岡)   TYPE 1
SBRCが所在する福岡で定期的に開催するワークショップでは、ユヌス・ソーシャル・ビジネスについて知識として学んでいただくことも含めた目的で、ご関心ある方を広く対象として実施しています(無料)。

(2)ユヌス博士来日イベントSBFA前後(福岡・東京・関西・東北)  TYPE 2
毎年7月にユヌス博士が来日され開催するソーシャル・ビジネス・フォーラム・アジア(SBFA)におけるプラン発表を目指して実施する①SBFA事前ワークショップ、SBFA開催当日の参加者も加わった②SBFA会期中ワークショップ、ユヌス博士からのインプットを得た後に事業化に向けてブラッシュアップしていく③SBFA事後ワークショップがあります。毎回のSBFAのテーマや開催場所にあわせて、それぞれのワークショップを各地で実施しています。

(3)法人や経営者向け(全国)  TYPE 3
これまでSBRCで個別に対応していた法人や経営者の方々のソーシャル・ビジネス案件について今後はより実践的なサポート体制を整え、グラミン企業との提携やバングラデシュでのソーシャル・ビジネス事業の創出を目的としたセミナーも開催(有料)予定です。
個別ニーズや段階に応じて、パートナーであるビジネスコンサルタント会社と協働のもとインキュベーションにつなげていきます。

2.ワークショップ参加者  TYPE 1  TYPE 2

ソーシャル・ビジネスでは、既存の枠組みや社会的システムにとらわれない発想や視点、革新的な社会課題解決が必要になるため、社会を構成するさまざまなアクターの創造力が重要になってきます。そこで、SBRCが実施するワークショップでは、さまざまな立場の方にご参加いただき、各自のもつ経験や知見、ネットワークなどを活かしたグループワークを重視しています。

インキュベーション

1.グラミン・グループとの合弁会社設立

主に日本企業とグラミン・グループのバングラデシュでの合弁会社設立に関する調整

【過去の事例】
-グラミンユーグレナ
株式会社ユーグレナとグラミン・クリシ財団の合弁会社(2010年)
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2010/2010-10-13.pdf

-グラミンユニクロ:
ユニクロ・ソーシャルビジネス・バングラデシュ(ソーシャルビジネスを行なうための
ファーストリテイリング100%子会社)とグラミン・ヘルスケア・トラストの合弁会社(2010年)
http://www.muhammadyunus.org/index.php/japanese/1258-grameen-uniqlo-jap

2.ソーシャル・ビジネス・カンパニー設立

主に日本におけるソーシャル・ビジネス会社設立に関する調整・コンサルテーション

【過去の事例】
-株式会社ヒューマンハーバー:国内認定第1号企業(2012年)
http://www.humanharbor.net/

3.ソーシャル・ビジネス・コンテスト

SBRC主催/Yunus Social Business Club(YSBC)企画運営による
Yunus & Youth Social Business Design Contestを2012年から実施。
優勝チームはコンテスト後、毎年11月に開催されるソーシャル・ビジネスの国際会議
Global Social Business Summitでの発表機会を得て、引き続きプロのコンサルタント
とともに事業化に向けてブラッシュアップ

【過去の事例】
-PLUS COSME PROJECT プラスコスメプロジェクト(2012年優勝チーム)
http://pluscosme.jimdo.com/
-ヒナモロコ プロジェクト(2013年優勝チーム)

学術研究

Yunus Social Business Academic Network / Academia Conference

1.背景
ユヌス博士が2006年にノーベル平和賞を受賞して以来、グラミン銀行をはじめとするグラミン・グループ企業やユヌス博士の活動に世界中から注目が集まり、活動の多様化に伴うグラミン・グループ企業と多国籍企業の連携、大学・研究機関との連携、世界各国における各種プロジェクトの展開等が進みました。そのなかで、ユヌス博士が構築するグローバルネットワークにおいて、2009年以降とくに活発化した世界各国の大学・研究機関に所属する有志メンバーがユヌス博士からの発案に応じる形で、ユヌス・ソーシャル・ビジネスに関する諸研究や議論、教育プログラムの開発をグローバルレベルで相互に連携しながら進めていく機運が高まりました。 

2.Social Business Academic Network
日本では唯一の拠点として九州大学にユヌス&椎木ソーシャルビジネス研究センターを設立(2011年)したように、世界中でユヌス・ソーシャル・ビジネスの研究・普及のための研究機関・組織が設立され、現時点で各国39機関に広がっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

【 グローバル・アカデミア・ネットワーク 主な参加大学・研究機関 】
GCL @Kyushu University in Japan / GCL @National University of Singapore / Y7Y Design – Istituto Europeo di Design / European Business School / The California Institute for Social Business / Hult International Business School New York University / HEC Paris, Franc / McGill, Montreal, Canada / Columbia University, US / University of Luxembourg / FU Berlin, Germany / Glasgow Caledonian University, Scotland / Bocconi University, Italy / Asian Institute of Technology, Thailand / Financial University Moscow / Russia May Ushiyama Academy / Hollywood Graduate School of Beauty Business

【 ユヌス博士のAcademiaへの期待 】
ソーシャル・ビジネスにおける教育・研究機関の役割について、ユヌス博士は主に次の3点を期待として述べています。
(1)マイクロクレジットやソーシャル・ビジネスの定義や概念に関する誤解を取り除くこと
(2)ソーシャル・ビジネスの考え方を長期的により持続可能にするための多様なモデルを示すこと
(3)次世代を担う世界中の若者に対して、正しい方向でソーシャル・ビジネスに関する教育やトレーニングを提供し、社会問題解決のための処方箋を提示すること
出典: Pre-Meeting of GSBS Academia Conference(29 May,2015@Yunus Centre)におけるユヌス博士のOpening Remarksより引用
さらに、既存のあらゆる学問領域においてソーシャル・ビジネスとの接点を見出し、教育研究にとどまらず、社会問題解決のための実践と結び付けていくことを目指して、世界中の各国の教育・研究機関に自律的な運営によるChapter(支部)を設置する構想です。
毎年各都市で開催されるGlobal Social Business SummitのAcademia Conferenceにおいて、各Chapterの活動や教育・研究の成果を報告することが予定されています。

3.Social Business Academia Conference
 ユヌス博士の構想や機運の高まりを受けて、ユヌス博士とともにドイツのThe Grameen Creative Lab が主催するGlobal Social Business Summit において2013年より毎年、上記のアカデミア・ネットワークを構成する世界中の教育・研究機関が参加するAcademia Conferenceが開催されています。Academia Conferenceでは、研究論文の発表やディスカッション、分科会が行われ、学術的な議論の蓄積がされています。
毎年Global Social Business Summitより先立ってバングラデシュで開催されるSocial Business Dayでは、Pre-Academia Conferenceも開催されるようになっています。

4.関連組織
(1)Yunus Centre  設立:2006年(バングラデシュ)  
2006年のユヌス博士とグラミン銀行のノーベル平和賞受賞をきっかけに増加した、世界中からの問い合わせやリクエストに対応するための事務局を前身とするリソースセンター。
ユヌス・ソーシャル・ビジネスの普及、ソーシャル・ビジネスの起業支援、会議・イベントの開催国際的ネットワークの構築、ユヌス博士の活動に関する情報発信・アーカイブ、グラミン関連企業の情報発信・コーディネート、研究・出版・学術プログラムの展開を行います。
(2)The Grameen Creative Lab 設立:2007年(ドイツ)   
2007年からユヌス博士のクリエイティブ・アドバイザーを務めるハンス・ライツ氏がユヌス博士と共同設立した組織。世界規模でユヌス・ソーシャル・ビジネスを普及し、そのコンサルティングやプロジェクトの実施を行っています。
2009年からGlobal Social Business Summit(GSBS)を各都市で開催し、関連するプログラムとしてAcademia Conferenceを実施、2014年にはグローバル・アカデミア・ネットワークに参加する教育・研究機関の活動をまとめたAcademia Reportを出版しました。

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