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YUNUS&SHIKI SOCIAL BUSINESS RESEARCH CENTER

ソーシャル・ビジネス・フォーラム・アジア(SBFA)2018 Springを開催(4/28)

ソーシャル・ビジネス・フォーラム・アジア(SBFA2018 Springを開催(4/28

去る2018年4月28日、福岡市と九州大学ソーシャル・ビジネス研究センター(SBRC)が共催をするソーシャル・ビジネス・フォーラム・アジア (SBFA) 2018 Springが、福岡市のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」にて開催されました。
このフォーラムは行政、起業、市民を対象にアジア初のソーシャル・ビジネス・シティである福岡市から、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士が提唱している、社会解決型ソーシャル・ビジネスのムーブメントを広げることを目的としたオープンな場です。

まず午前中のプログラムでは、SBRCエグゼクティブディレクターの岡田昌治教授から、7つの原則を中心にユヌス・ソーシャル・ビジネス概論が語られました。
続いて九州大学情報科学研究院のアシル・アハメッド准教授からは、後進国の医療格差をなくすためのポータブル・ヘルス・クリニックの研究について概要が述べられました。
さらに「ソーシャル・ビジネスしかしない会社」を合言葉に福岡を拠点に世界中で事業を展開するボーダレス・ジャパン代表の田口一成氏からは、知識、経験、資金を共有する同社の社会起業家プラットフォームの仕組みや、いかにして多くの起業と利益を生み出しているかが具体的に語られました。

午後からのパネルディスカッションは、NTT西日本のオープンイノベーション室長の中村氏、田口氏、国内ユヌス・ソーシャル・ビジネス・カンパニー第1号のヒューマンハーバー代表・副島氏により行われ、社会課題解決×ビジネスの可能性としてそれぞれの立場から協働していくことの重要性が語られました。

第2部はアジア太平洋各国の5つのユヌスセンターのディレクターが会し、各国、各団体の実践についてのパネルディスカッションでした。
マレーシアのマイハラパン財団のNini Daing氏は、スタートアップフィールドで14年の実践があり、特に若年層へのトレーニングやコーチングを通して多くの起業家を生み出しています。
オーストラリアのLa Trobe大学では起業精神を学ぶには大学では遅いとして、小学生けのソーシャル・ビジネスプロジェクト「イノキッズ」が行われています。Gillian Sullivan Mort教授からは、ペットの散歩ビジネスで得られた収益でホームレスの飼い犬の治療を行うプロジェクトが成功例として挙げられました。
台湾国立中央大学のChien-Wen教授からは、行政と協働するソーシャル・ビジネスの促進について語られました。桃園市ではコンテストや起業サポートも市からフルサポートを得て行われています。
タイ工科大学のFaiz Shah教授からは起業の数ばかりでなく、確固たる持続性をもつロールモデルの創出が重要ではないかという問いかけが出されました。

最後にソーシャル・ビジネスのアジアコンテストを共同事業として、スタートアップするための覚書締結セレモニーを開催。会場には100人定員のところ約140人の参加者が集まり、立ち見になるなど大変盛況で、市民のソーシャル・ビジネスへの熱が感じられました。

 

【プログラム】
10:00 – 10:15 挨拶(九州大学SBRCセンター長 星野裕志教授)
                            ビデオメッセージ Muhammad Yunus博士(ユヌスセンター代表)

10:15 – 10:30 挨拶 中村健児様(福岡市経済観光文化局創業・立地推進部長)

10:30 – 11:10 講演Ⅰ 岡田昌治教授(SBRCエグゼクティブディレクター)

11:10 – 11:50 講演Ⅱ Ashir Ahmed准教授(SBRC/システム情報科学研究院)

11:50 – 12:30 講演Ⅲ 田口一成様(株式会社ボーダレス・ジャパン代表取締役)

12:30 – 13:30 休憩(昼食)

13:30 – 15:00 パネルディスカッションⅠ 
テーマ:福岡から世界に発進する~ソーシャル・ビジネス・スタートアップ
九州大学SBRCとユヌス・ソーシャル・ビジネスの普及と事業の創出にむけて連携する大企業、福岡を拠点に世界中で事業を展開する社会起業家プラットフォームのボーダレス・ジャパン、ユヌス・ソーシャル・ビジネスカンパニー国内第1号のヒューマンハーバー福岡を迎え、社会課題解決×ビジネスの可能性をディスカッションする。
登壇者:中村 正敏様 (NTT西日本電信電話株式会社)
                 田口 一成様 (株式会社ボーダレス・ジャパン)
                 副島 勲氏様 (株式会社ヒューマンハーバー) 
モデレーター:岡田 昌治(九州大学SBRCエグゼクティブディレクター)

15:00 – 15:15 休憩

15:15 – 16:45  パネルディスカッションⅡ
テーマ:ユヌスセンター 連携の目指すもの「Yunus Social Business Design Contest Asia-Pacific」
タイ・台湾・日本で活動する3つのユヌスセンターと、マレーシアで活動する若者向けの支援団体らが、これまで取り組んできた活動や今後の取り組みを紹介する。また共同事業のスタートアップとして、アジア規模のビジネスコンテスト開催に向けた取り組みをディスカッションし、連携のための覚書調印式を行う。
登壇者:Faiz Shah (アジア工科大学院 ユヌスセンター ディレクター)
       Mark Shen(台湾国立中央大学 ユヌスセンター ディレクター)
          Nurfarini Daing (マレーシア myHarapan CEO) 他
                Gillian Sullivan Mort(オーストラリア ラトローブ大学ユヌスセンター ディレクター)
      岡田 昌治 (九州大学SBRC エグゼクティブディレクター)
モデレーター:アハメッド・アシル(九州大学SBRC/システム情報科学研究院)
16:45 – 17:00 クロージング

 

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